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(sigemb-info 176) 第3回 組込みシステム技術に関するサマースクールのご案内
- To: sigemb-info@xxxxxxx
- From: Yasuaki Murakami <yasuaki@xxxxxxx>
- Date: Thu, 10 May 2007 21:28:46 +0900
各位
お世話になっております。
名古屋大学の村上と申します。
今年も
第3回 組込みシステム技術に関するサマースクール(SSEST3)を
開催する運びとなり,参加者募集を5月8日より開始しましたので、
ご案内いたします。
ご興味をお持ちの方は、奮ってご参加下さい。
なお、以下案内を、関係各位・各所に転送くだされば幸いです。
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第 3 回 組込みシステム技術に関するサマースクール
SSEST3: 3rd Summer School on Embedded System Technologies
http://www.ertl.jp/SSEST/
遠鉄ホテル エンパイア (静岡県浜松市舘山寺町1891)
2007 年 8 月 27 日(月) - 29 日(水)
主催 : 組込みシステム技術に関するサマースクール 実行委員会
共催 : 組込みシステム技術に関するサマーワークショップ実行委員会
情報処理学会 組込みシステム研究会
組込みシステム開発を学ぶには,旧来のハードウェアやソフトウェアといっ
た枠組みにとらわれずに,常に広い視野でシステム全体を見渡し,幅広い知
識と高度な技術で問題を解決する能力が必要となります.これらの総合的な
問題解決力を身につけるためには,まずはハードウェアからソフトウェアま
での幅広い一連の開発プロセスを実際に体験することが非常に重要です.し
かし,学生がそれら一連のプロセスを経験する機会はなかなかないのが現状
です.また,組込みシステムという枠組みの中での学生同士の交流も多くあ
りません.
このような現状を打破するために,2005年より学生による学生のための『組
込みシステム技術に関するサマースクール (SSEST) 』を『組込みシステム
技術に関するサマーワークショップ (SWEST) 』と連携して開催しています.
モットーは "コミュニケーション能力+スキル" で組込みシステム技術者,
研究者の卵に一連のシステム開発,多人数による開発の難しさを体験しても
らう事を目的とします.この SSESTを通し,学生同士が学校などの垣根を越
えて議論し,協力して問題を解決する事で,組込みシステム技術の面白さを
体験してもらえれば幸いです.
SSEST の詳細については,下記のWebサイトをご覧ください.
http://www.ertl.jp/SSEST/
なお,組込みシステム技術に関するサマーワークショップ(SWEST) について
は下記のWebサイトをご覧ください.
http://www.ertl.jp/SWEST/
皆様の参加をお待ちしています.
【SSEST3 実施内容】
SSEST3は,大きく分けて事前実習と合宿で構成されます.
事前実習では,参加者各自で『流鏑馬ライントレースカー作成実習』を行い,
合宿当日までに仕様に合ったライントレースカーを作成していただきます.そ
して,合宿では他の参加者同士でチームを組み,事前実習で作成したライント
レースカ−の仕様変更に伴う組込みシステム開発を行っていただきます.また,
合宿では『組込みシステム開発に関する講義』を行い、組込みシステム開発の
知識を深めていただきます.
■ 流鏑馬(やぶさめ)ライントレースカー作成実習
SSEST3 では簡単な組込みシステムの例として,流鏑馬ライントレースカーを
作成します.流鏑馬ライントレースカーとは,流鏑馬モジュールを搭載した
ライントレースカーです.ライントレースカーとは,コース上のライン(線)
に沿って動くロボットで,ラインを検出するセンサからの情報を元にモータ
を制御することにより,ラインに沿って動くような動作を実現します.また,
流鏑馬モジュールは的を検出すると,輪ゴムを発射し流鏑馬を行うための機
構です.
流鏑馬を行うことの狙いは,より競技がダイナミックになり,制御すべきタ
スクが増えることで,楽しみながらリアルタイムOSについての勉強をするた
めです.流鏑馬ライントレースカー作成実習の主な目的は次のようになりま
す.
・ 電子回路作成, 流鏑馬ライントレースカー組立て
・ C 言語による組込みソフトウェア開発
・ 組込みリアルタイム OS の理解
・ ハード(センサ, モータ)のしくみ, 制御方法の理解
・ 多人数による開発の実体験
■ 組込みシステム開発に関する講義
組込みシステム開発に関する講義では,組込み分野における最先端の技術者,
研究者をお招きし,下記内容について講義して頂きます.
「フラット化する組込みシステム」
中本幸一氏(兵庫県立大学)
「リアルタイムOS概論(仮)」
杉本明加氏(株式会社 ヴィッツ)
「組込み開発体験談:組込マーになる」
大山将城氏(NECエレクトロニクス 株式会社)
【参加者募集要項】
■ 開催スケジュール
事前実習 : 7月上旬から各自で実習を開始していただきます
合宿 : 8月27日(月) - 8月29日(水)(最終日は21時頃解散予定)
1日目 : 講義,組込みハードウェア開発
2日目 : 講義,組込みソフトウェア開発
3日目 : レビュー,デバッグ,成果報告会,レース
・事前実習に必要な部品は6月下旬頃にまとめて郵送いたします.
■ 対象
SSEST3 はC言語やハードウェア,ソフトウェアの基礎知識を有し,組込みシ
ステムの基礎的な技術を身につけたい学生または若手技術者を対象としてい
ます.また,組込みシステム技術に興味を持っており,グループワークでの
システム開発を体験したいという方も対象としています.
■ 開催場所
事前実習 : 参加者各自
合宿 : 遠鉄ホテル エンパイア(静岡県浜松市舘山寺町1891)
http://www.entetsu.co.jp/kaihatu/empire/
■ 定員
30名
(ただし,参加希望者が多数の場合には,僭越ながら選考することがあります.)
■ 参加費用
学生は(A),社会人は(B)の費用となります.
参加費は宿泊,食事,部品代,実習費込みの金額です.
(A) 学生(最終日宿泊あり) : 35,000円
(B) 社会人(最終日宿泊あり) : 50,000円
なお,最終日の解散は21時過ぎになる予定なので,上記金額には最終日の
宿泊費も込みとなっております.
最終日宿泊なさらない方は別途ご相談ください.
■ お申し込み
SSEST3 への参加を希望される方は, 以下のWebサイトに掲載されている申し
込み手順でお手続きお願いします.
http://www.ertl.jp/SSEST/top/index.php?SSEST3%20%BB%B2%B2%C3%BF%BD%B9%FE%A4%DF
【過去のSSESTの実施報告】
過去に実施されたSSEST1,SSEST2の実施報告を下記Webサイトにて公開して
います.事前実習内容や開催風景なども公開してありますので,SSESTの
雰囲気を感じ取っていただければ幸いです.
SSEST1実施報告
http://www.ertl.jp/SSEST/top/index.php?SSEST1%2F%BC%C2%BB%DC%CA%F3%B9%F0
SSEST2実施報告
http://www.ertl.jp/SSEST/top/index.php?SSEST2%2F%BC%C2%BB%DC%CA%F3%B9%F0
【お問い合わせ】
お問い合わせは以下のアドレスまでお願いいたします.
連絡先 : SSEST3 実行委員会
E-mail : ssest-committee@xxxxxxx