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(sigemb-info 425) Fw:論文募集SES2009併設ワークショップの論文募集のご案内



関係各位

SIGEMB 宿口です。

ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム 2009 (SES2009)併設ワークショップ
の論文募集案内が届きましたので、転送いたします。

ご興味のある方は、奮ってご応募ください。

Shukuguchi

ESS2009 も よろしくお願いいたします。

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SES2009併設ワークショップの論文募集のご案内をさせていただきます.
重複してお受け取りの際はご容赦下さい.
よろしくお願い致します.

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           ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム SES2009
            --- 併設ワークショップ論文の募集 ---

             http://ses2009.minnie.ai.kyutech.ac.jp/

日時:2009年9月7日(月) (本会議は 9月9日(水)まで)
場所:東京女子大学 (167-8585 東京都杉並区善福寺2-6-1)
主催:情報処理学会 ソフトウェア工学研究会

重要日程:
  参加申込締切:2009年7月10日(金)

以下の5つの討論テーマ(WS-1〜WS-5)について参加者を募集します。奮って御
応募下さい。応募方法は後述します。

WS-1:ソフトウェアの信頼性およびセキュリティを確保するための
   フォーマルメソッド適用のパターン化
WS-2:サービス指向開発へのソフトウェア工学アプローチ
WS-3:ソースコードの類似性
WS-4:ソフトウェア開発マネジメントのための測定と分析
WS-5:パターンとアーキテクチャ

※ ワークショップのみに参加される場合でも,参加登録を行って下さい. 詳
細は,参加募集のページ をご参照下さい.

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** 討論テーマ(WS-1):ソフトウェアの信頼性およびセキュリティを確保する
ためのフォーマルメソッド適用のパターン化

- 討論リーダ:
石黒正揮(三菱総合研究所)
梅村晃広(NTTデータ)

- 応募先
ses-ws-1 @ mri.co.jp

- 主旨・概要
 情報システムが社会に深く浸透するに伴い、ソフトウェアの不具合に起因す
るシステム障害等の大規模な損害事故が増えています。このような背景から、
ソフトウェアの正しさを論理的に検証し、その信頼性やセキュリティを確保す
るための方法として、形式手法に注目が集まっています。しかし、形式手法は、
一部の開発現場においては適用が試みられていますが、形式手法特有の概念な
どがハードルとなり、開発現場への普及が進んでいません。
 形式手法導入のハードルを下げる方法として、形式検証のパターン化が有効
です。ソフトウェア開発の分野では、GOFのデザインパターンは、その有効性
は認められつつあります。形式検証においても、適用対象に応じて、模範とな
る典型的なパターンを例示することはきわめて有効な方法です。
 本ワークショップでは、形式検証パターンとして、実用性の点で注目が集まっ
ているモデル検査について、対象ソフトウェアの仕様記述に関するパターンお
よび、検証性質の記述や検証方法に関する広い意味での検証パターンについて
議論します。広い分野からの参加者を募り、各分野のニーズ、検証パターンと
その活用法に関する提案について議論すると共に、情報共有を図ります。

- 討論形式:
 以下の2種類の提案を募集し,それぞれの有効性について議論し、実用性の
高い方法を体系的に整理します。
-- 1. 問題意識、現場のニーズ、解決のためのアイデアやアプローチに関する
      提案
-- 2. 具体的なシステムに対する形式手法の適用実験に関する方法、知見

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** 討論テーマ(WS-2):サービス指向開発へのソフトウェア工学アプローチ

- 討論リーダ:
中村 匡秀 (神戸大学大学院工学研究科)

- 応募先: masa-n@xxxxxxxxxxxxxxx

- 主旨・概要:
 Webサービス,SOA, SaaS, クラウドといったさまざまなサービス指向技術が
脚光を浴びており,サービス指向コンピューティングはいま開花の時期を迎え
ている.その一方で,「どのように(良い)サービスを開発するのか?」とい
う根本的な問いに本質的な解は見出されていない.サービス開発については良
い標準や確立した体系がなく,これらは主にSOA 対応の製品ベンダによる構築
技術が主であるのが現状である.
 そこで本ワークショップでは,(サービス指向における)サービス開発に対
するソフトウェア工学的なアプローチに焦点をあて,課題認識や方式提案,実
践による知見などを参加者が持ち寄り,広く議論する場を提供する.
 話題として例えば,サービス要求分析,モデリング,アーキテクチャ,サー
ビス設計,サービスメトリクス,テスト・検証,サービス評価,サービス開発
プロセス等が考えられるが,これらに限定するものではない.構想段階の研究
アイデアや開発秘話などインフォーマルな(だからこそ核心をついた)発表も
歓迎する.

- 討論形式:
 参加者は,1〜2ページのポジションペーパ,もしくは,数行程度の期待・意
見表明を投稿する.ポジションペーパを投稿された方は15〜20分程度,期待・
意見表明を投稿された方は5〜10分程度(時間は件数により前後する),発表お
よび質疑する.さらに各発表を踏まえて,全体での議論,もしくはグループディ
スカッションを行う.

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** 討論テーマ(WS-3):ソースコードの類似性
- 討論リーダ:
石尾 隆(大阪大学), 山本 哲男(立命館大学)

- 応募先:ishio@xxxxxxxxxxxxxxxxx

- 主旨・概要:
 ソースコード再利用やコードクローン検出などの研究には,プログラム中に
含まれた「類似」したソースコード断片の判定・探索を行っているものがある
が,「類似」ソースコードの定義は研究ごとに異なっていることが多い.そこ
で,本ワークショップでは,研究者や開発者にとって合意の取れた共通の「類
似」基準を明らかにすることを目指す.
 ワークショップの共同作業では,まず,参加者の研究グループなどで開発し
ているプログラム解析ツールを使って,機械的に「類似」していると判定され
るようなソースコード断片群を集めておく.これらを参加者全員で,それぞれ
の個人の判断基準に従って「類似」しているかどうかを判定していく.その判
定結果を集計し,参加者らが持つ判断基準について議論を行う.
 得られた集計結果は参加者で共有し,今後,様々な研究で,ソースコードの
類似性判定の正解集合として活用可能とする予定である.

- 討論形式:
 参加者は,事前に用意された「類似に関するアンケート」に回答し,類似を
利用する目的,その際の類似基準を1〜2ページのポジションペーパとしてまと
め投稿する.ワークショップでは,ポジションペーパーを集計した結果に基づ
き,参加者でコード片の類似判定作業を実施し,また参加者らが持つ判断基準
について議論を行う.なお,アンケートおよびポジションペーパーでの回答の
記述方法の詳細は,以下のURLに掲載する.
 http://sel.ist.osaka-u.ac.jp/JWSCS2009/
 当日参加(当日の作業・議論のみ参加)も歓迎する.

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** 討論テーマ(WS-4):ソフトウェア開発マネジメントのための測定と分析
- 討論リーダ : 阿萬 裕久(愛媛大)

- 応募先:aman@xxxxxxxxxxxxxxxx

- 主旨・概要:
 ソフトウェア開発において,高品質な成果物を生み出すには各種の開発技術
を適切に活用していくことが重要である. そして,それらの活用をより効果
的かつ効率的に行うには,開発プロセスや成果物の状態・品質の定量的かつ客
観的な評価と予測,即ち開発のマネジメントが必要不可欠である.
 本ワークショップでは,メトリクスの活用を中心に(これに限定しない)開
発マネジメントに関するさまざまなテーマについて,研究者と実務者のそれぞ
れが持つ課題や情報を共有し,互いに刺激とヒントを与えあうことを目的とし
ている.
 マネジメントに関係するさまざまなテーマについて,多方面から参加され,
この分野の情報共有と課題の確認・整理,さらには研究者と実務者の間でのコ
ミュニティ作りを行いたい.

- 討論形式:
 参加者は,ポジションペーパ(基本は 2 ページ以内)を討論リーダに投稿
する.当該分野での情報共有と議論を目的とするため,基本的に多くの投稿を
採録とする方針であるが, 申込件数や内容によっては不採録とする場合もあ
る.
 採録された方には 30 分程度の議論(プレゼンテーションと質疑応答)をお
願いする.申込件数やスケジュールによっては割当時間の変動もありうるが,
質疑を中心に活発な議論を展開したい.
 なお,当日参加(聴講・ディスカッションにのみ参加)も歓迎する.

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** 討論テーマ(WS-5):パターンとアーキテクチャ

- 討論リーダ:
久保 淳人 (国立情報研)
下滝 亜里 (株式会社エス・ティー・シー)

- 応募先:kubo@xxxxxxxxx

- 主旨・概要:
 今日の複雑・大規模・多様なソフトウェア開発におけるパターンとアーキテ
クチャの各特性や課題、および、両者の間や周辺技術との関係を議論する。パ
ターンは特定文脈上で頻出する問題の解決方針と手順を一般化したものであり、
構造上の決定指針を与えることが多い。一方、アーキテクチャは機能・非機能
要求に応じた決定の組み合わせで成立し、その過程で既知のパターンを参照す
る、あるいは、新パターンの候補が得られるなど両者は密接な関係にある。ま
た今後の見通しとしては、非ソフトウェア開発を対象としたパターンランゲー
ジのソフトウェア開発への応用や、パターン利用に関する取り組みが期待され
る。共通キーワードとして「品質(セキュリティを含む)、デザイン、抽象化・
一般化、再利用、モデリング」等が挙げられるが、これらに限定せず幅広く議
論するので、広く一般から・初めての参加を歓迎する。過去の議論成果につい
ては次を参照いただきたい。
 http://patterns-wg.fuka.info.waseda.ac.jp/event.html

- 討論形式:
 2ページまでのポジションペーパーを起点とした議論の他、パターンランゲー
ジに関する招待講演と、テーマを設定したグループ作業を予定している。招待
講演およびグループ作業のテーマに関する詳細は、追って以下のURLに掲載す
る。
http://patterns-wg.fuka.info.waseda.ac.jp/
当日参加(当日の作業・議論のみ参加)を歓迎する。

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応募方法:
以下の要領でポジションペーパーを作成し、メールでご送付下さい。
(テーマ毎の指定がある場合は、そちらに従って下さい。)

  ・本会議と同じフォーマットを使い、2ページ以内で作成して下さい。
  ・PDF形式(フォント埋め込み, A4サイズ)のファイルを生成し、送付して下さい。
  ・メールの本文に以下の内容を記載して下さい。
      o 論文タイトル
      o 氏名
      o 所属
      o E-Mail
      o 連絡先(住所, 電話番号)
      o 参加希望の討論テーマ
  ・応募先:討論テーマによって異なりますので,上記の各テーマ説明の「応
  募先:」項目をご覧下さい.

受領後に、確認のメールをお送りしますが、数日以内に届かない場合にはお問
い合わせ下さい。

主要日程:
  論文申込締切:   2009年 7月10日 (金)
  論文採否通知:   2009年 7月27日 (月)
  最終原稿提出:   2009年 8月7日 (金)
  ワークショップ開催:2009年 9月7日 (月)