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(sigemb-info 587) COOL Chips XIV Call for Participation
- To: sigemb-info@xxxxxxx
- From: Nakamoto <nakamoto@xxxxxxxxxxxxxxxx>
- Date: Tue, 05 Apr 2011 16:16:29 +0900
組み込みシステム研究会関係者の皆様
以下、ご連絡致します。
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Subject: COOL Chips XIV Call for Participation
嶋田@奈良先端(COOL Chips XIV PC vice chair)です。
# 重複してお受け取りの場合はご容赦ください。
sigemb-info MLをお借りして4/20-22の会期で横浜情報文化センター開催される
COOL Chips XIVの参加募集の案内をさせていただきます。
震災により電力供給に不安のある時期ですが、このような時こそ
低消費エネルギー技術について意見交換を行うことは重要だと考え、
COOL Chips XIVは予定通り開催することに致しました。
残念ながら、一部の講演者から渡航制限等の話が出ておりますが、
ネットワーク・カメラ等を通じて講演していただくなど、
可能な限り講演ができるように運営側で努力する予定です。
各位
COOL Chips XIV 組織委員会よりシンポジウムの御案内を致します。
横浜で開催されます COOL Chips XIV(4月20日〜22日)は、様々なキー
ノート講演、招待講演、一般講演、ポスターセッション、パネルディスカッショ
ン、そしてスペシャルセッションが予定されております。
今回も学会期間を3日間として、初日に2つのスペシャルセッション(旧レク
チャーセッション、シンポジウム登録者無料)と、2日目からの講演・発表とい
うスタイルで開催いたしますので、奮っての御参加をお待ち致しております。
以下では、キーノート講演・招待講演・パネルディスカッション・スペシャル
セッションを簡単に御紹介します。
【4月20日】
●1番目のスペシャルセッションでは、Technische Universitat Braunschweigの
R.Ernst様から
「Trusted MpSoC platforms for safety related applications」
と題して講義を頂きます。安全性が最重要視されるシステムをマルチプロセッ
サSoCベースで設計した場合の課題について講義して頂きます。RECOMP(Reduced
Certification Costs for Trusted Multi-core Platforms)プロジェクトなどの
いくつかの産学協同プロジェクトにおけるマルチプロセッサSoCやそのアプリ
ケーションの事例を交えて、最新のソリューションやツール技術についてもお話
し頂きます。
●2番目のスペシャルセッションでは、Seoul National UniversityのN.Chang様から
「Power Measurement, Characterization and Estimation of
Microprocessor-Based Systems」
と題して講義を頂きます。 マイクロプロセッサを使ったシステムの消費電力
の、高精度で費用効率の高い計測・特徴抽出・推定方法について講義して頂きま
す。サイクルアキュレートなエネルギーの計測ツール、動的な消費電力と漏れ電
流による電力とを分けて抽出できるエネルギーステートマシン、さらにこれらを
使った挙動解析によって導かれた革新的な電力制御技術のいくつかの事例などに
ついて、紹介頂きます。
【4月21日】
●1番目のキーノート講演では、IntelのS.Borkar様による
「The Truths and Myths of Embedded Computing」
というタイトルでの講演があります。あらゆる機器に使われる組込みコン
ピュータにまつわる誤解を解き、その明るい未来を語って頂きます。回路のエネ
ルギー効率、マイクロアーキテクチャ、ネットワークオンチップ、メモリサブシ
ステム、細粒度の電力制御などについての考察もお話し頂きます。
●2番目のキーノート講演では、NVIDIAの馬路様による
「From Multi-Core CPU to Many-Core GPU」
というタイトルでの講演があります。まずCPUからGPUコンピューティングへの
進化をお話し頂き、第一世代GPGPUのTeslaおよび第二世代のFermiアーキテク
チャの詳細をご紹介頂きます。さらにマルチコアCPUならびにメニーコアGPUの電
力効率について考察して頂きます。
●3番目のキーノート講演では、XilinxのP.Lysaght様による
「Entering the Era of Crossover SoCs」
というタイトルでの講演があります。カスタムSoCとFPGAの両方の利点を兼ね
備えた"Crossover SoC"をご紹介頂きます。同社の最新の組込みプロセッサシス
テムであるZYNQアーキテクチャや、3D実装によるインタコネクト技術、SiP技術
などについて、次代の展望もお話し頂きます。
●1番目の招待講演では、ルネサスエレクトロニクスの粟島様による
「Full Software Implementation of Real-time ISDB-T Modulator on
Dynamically Reconfigurable SoC Using Practical Co-design Environment」
というタイトルでの講演があります。同社オリジナルの動的再構成可能SoCと
その応用開発事例を発表頂きます。キーテクノロジである動的再構成可能プロ
セッサDRPとC言語ベースの開発環境、さらにデジタルTVのアプリケーション事例
としてリアルタイムISDB-Tモジュレータを紹介頂きます。
【4月22日】
●4番目のキーノート講演では、AMDのD.Foley様による
「AMD's Zacate, Low Power Fusion APU」
というタイトルでの講演があります。最新の低電力コアBobcatとGPUを40nm
CMOSチップに集積した同社初のAPUを紹介頂きます。ZacateとOntarioの2つの製
品について、電力削減技術を含めたインプリメントおよび性能を詳細にお話し頂
きます。
●5番目のキーノート講演では、Renesas MobileのJ.Heikkila様による
「Worldwide RMC Mobile Platform Solution」
というタイトルでの講演があります。GSM、LTE、WCDMAに関する同社の最新技
術や、アプリケーションプロセッサの低電力技術およびマルチメディア性能につ
いて講演頂きます。
●2番目の招待講演では、東北大学の青木様による
「Toward machine vision technology overcoming the pixel resolution
limit --- From 3D vision to medical imaging ---」
というタイトルでの講演があります。先進的なマシンビジョン技術の概要を、
生体認証、監視用、産業用、医療用、運転者支援用、ロボットなど様々な応用事
例を交えて講演頂きます。さらに最新のGPUでのアルゴリズムのインプリメント
などについてもお話し頂きます。
●3番目の招待講演では、東京大学の石川様による
「The Correspondence between Architecture and Application for High
Speed Vision Chips」
というタイトルでの講演があります。Vision Chipの基本コンセプトおよび高
速VLSIシステムから様々な応用システムまでを、高速に投球や打球を行うロボッ
ト、視覚制御で器用に早く動く手、ミクロな視覚フィードバックのための顕微鏡
視、人間の動きを立体的に追跡するシステムなどの実際のビデオ画像を交えて紹
介頂きます。
●このほか、NECの本村様をオーガナイザー/モデレータとする
「Impact on society by fusion and harmony of mobile devices,
servers, and networks -- Their direction of evolutions and optimal
roles --」
というテーマでのパネルディスカッションがあります。スマートフォンやタブ
レット端末など様々なモバイル機器が現れ、我々の日常生活を大きく変えようと
しています。それらはネットワークを介してデータセンタに繋がっており、個々
の機器の処理性能とサーバの性能の最適バランスが求められていますが、それら
はアプリケーションが応答性をどれだけ必要とするかなど、アプリケーションご
との特性に大きく依存します。このパネルでは近未来のアプリケーションにも造
詣の深いパネリストをお招きし、最適なシステムバランスの実現に有望な技術の
方向性をディスカッションして頂きます。
なお、諸事情によりプログラムを変更する場合があります。
一般セッション(10件)やポスター・セッション(23件)の
詳細および最新の情報は、COOL Chips XIV のホームページ
http://www.coolchips.org/
を御覧下さい。
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奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 情報システム学専攻
コンピューティング・アーキテクチャ講座 准教授 嶋田 創
E-mail: shimada@xxxxxxxxxxx
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中本幸一
兵庫県立大学応用情報科学研究科
Email:nakamoto@xxxxxxxxxxxxxxxx